「もう婚活をやめようと思っていました」——すれ違いを乗り越えてたどり着いた、ふたりのご成婚
「もう、婚活をやめようと思っていました。」
そう話してくださったのは、30代後半の男性会員様。
仕事は順調。友人もいる。休日もそれなりに楽しい。
けれど、家に帰ってふと静かになった瞬間に、
「この先もずっと、一人なのかな」
そんな気持ちがよぎることが増えていったそうです。
マッチングアプリも使いました。
知人から紹介を受けたこともありました。
何度か交際に進んだこともありました。
それでも、なぜか結婚にはつながらない。
最初は「縁がなかっただけ」と思っていたものの、うまくいかない経験が重なるにつれて、少しずつ自信を失っていきました。
そんな中で見つけたのが、カフネブライダルでした。
「自分に結婚は向いていないかもしれない」
初めてのカウンセリングの日。
会員様は、少し緊張した表情でこうおっしゃいました。
「正直、自分に結婚は向いていない気がしています。」
誰かと付き合っても、距離の取り方がわからない。
相手にどう思われているかが気になって、本音を言えない。
そして、うまくいかなくなるたびに、
「やっぱり自分には無理なんだ」
そう考えてしまう。
私たちは、すぐに「大丈夫ですよ」とは言いませんでした。
まずは、これまでどんな恋愛をしてきたのか。
どんな時に嬉しかったのか。
どんな時に苦しくなったのか。
どんな家庭を築きたいと思っているのか。
一つずつ、時間をかけてお話を伺いました。
そして活動を始めて数ヶ月後。
一人の女性と、お見合いで出会います。
「なんだか、初めて会った気がしなかった」
お見合いを終えた直後、会員様から届いた連絡には、こう書かれていました。
「すごく話しやすかったです。なんだか、初めて会った気がしませんでした。」
お相手の女性も、同じように好印象を持ってくださり、お二人は交際へ進むことになりました。
最初のデート。
二回目のデート。
三回目のデート。
会うたびに会話が増え、少しずつ距離が縮まっていきました。
好きな食べ物。
休日の過ごし方。
子どもの頃の話。
仕事への考え方。
将来住んでみたい場所。
いつの間にか、「次はどこへ行こうか」と自然に話せる関係になっていました。
会員様からの報告にも、
「こんなに自然に話せる人は初めてです。」
そんな言葉が増えていきました。
私たちも、
「もしかすると、このご縁は大切なものになるかもしれない」
そう感じ始めていました。
けれど、婚活はいつも一直線ではありません。
順調だった二人に起きた、初めてのすれ違い
交際が深まった頃。
結婚後の生活について話していた時、お二人の間に大きなすれ違いが生まれました。
仕事。
住む場所。
家族との距離。
これまで避けずに話してきたつもりだったテーマが、一気に現実味を帯びた瞬間でした。
女性からは、
「もしかすると、私たちは結婚しない方がいいのかもしれません。」
そんな言葉も出ました。
会員様は動揺しました。
その日の夜、電話口で、
「やっぱり自分には無理だったんでしょうか。」
と、力なく話されました。
私たちは、そこでお伝えしました。
「今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。」
「二人の考えが違うことと、二人が合わないことは、同じではありません。」
結婚は、同じ人間になることではありません。
違う環境で育ってきた二人が、お互いの考えを知り、どこまで歩み寄れるかを一緒に考えていくものです。
会員様は少し黙ったあと、
「もう一度、ちゃんと話してみます。」
そう答えました。
「自分の気持ちを、初めてちゃんと伝えました」
後日、お二人は改めて会いました。
それまでは、
「嫌われたくない」
という気持ちが先に立ち、本音を飲み込んでしまうことの多かった会員様。
けれど、その日は違いました。
自分がどんな家庭を作りたいと思っているのか。
なぜその場所に住みたいのか。
仕事をどこまで続けたいのか。
そして、
「あなたと一緒に生きていきたいと思っている。」
その気持ちを、きちんと言葉にしました。
すると、女性も初めて自分の不安を打ち明けてくれたそうです。
「結婚したくないわけじゃなかった。」
「結婚したあと、自分だけが我慢することになるのが怖かった。」
二人とも、相手を思うあまり、本当に大切なことを言えずにいたのです。
その日、すべての問題が解決したわけではありません。
けれど、お二人は一つずつ話し合っていくことを選びました。
住む場所はどうするか。
仕事はどうするか。
家事はどう分担するか。
将来、子どもについてどう考えるか。
一つずつ。
逃げずに。
相手を責めずに。
二人で考えていきました。
一度は終わりかけたご縁が、本当のご縁へ
それから数ヶ月。
会員様から一本の電話が入りました。
声を聞いた瞬間、いつもと違うことがわかりました。
「プロポーズ、受けてもらえました。」
その言葉のあと、しばらく沈黙がありました。
そして、
「本当に、ありがとうございました。」
少し声を詰まらせながら、そう話してくださいました。
初めてお会いした日の、
「自分に結婚は向いていないと思います。」
という言葉を、私たちは覚えていました。
けれど、その方は今、
自分の気持ちを伝え、
相手の気持ちを受け止め、
誰かと一緒に人生を歩むことを選びました。
ご成婚の日。
お二人の表情は、お見合いの日よりもずっと自然で、穏やかでした。
「結婚できたことももちろん嬉しいです。」
会員様は、最後にこう話してくださいました。
「でも、一番嬉しいのは、ちゃんと誰かと向き合えたことかもしれません。」
婚活は、ただ結婚相手を探す時間ではないのかもしれません。
誰かを知ること。
自分自身を知ること。
怖くても、本音を伝えてみること。
そして、二人で未来をつくること。
その積み重ねの先に、ご成婚があります。
カフネブライダルから、お二人へ
ご成婚、本当におめでとうございます。
出会った頃から今日まで、決してすべてが順調だったわけではありませんでした。
迷った日もありました。
不安になった日もありました。
もうやめようと思った夜もありました。
それでも、お二人はそのたびに「もう一度話そう」と向き合い続けました。
その姿をそばで見守ることができたことを、私たちは心から嬉しく思っています。
これから先の結婚生活にも、きっと意見がぶつかる日や、迷う日はあると思います。
けれど、お二人なら大丈夫。
なぜなら、一度すれ違った時にも、逃げずに相手の声を聞き、自分の気持ちを伝えることができたからです。
どうか、これからもたくさん話して、たくさん笑って、お二人らしい家庭を築いていってください。
末永く、お幸せに。
カフネブライダルは、これからも一人ひとりのご縁と、本気で向き合ってまいります。